伝わることの重要さ

母校で教育実習をさせて頂いた。
私が受け持った教科は世界史。
歴史が好きな私は張り切って授業で使う教材を集めたり、資料をまとめたりした。

初めての授業を思い浮かべては不安な気持ちになったりもした。
その不安は思わぬ形で的中した。

授業の内容は完ぺきと言えるほど調べて授業に臨んだ。
そこで私がぶつかった壁は、どんなに調べ物をしてきて知識があったとしても、伝える力がないと聞いてもらえない。

聞いてくれる生徒は目の前にいるのに、理解してもらえないという壁だった。

どうしても乗り越えられずに、指導教官に授業をしてもらって、見学をしたこともあった。
その時私は初めて、自分の授業の板書を綺麗にノートに書いてくれている様子を見た。
それを見て、伝えたいことを受け取ってくれていることを嬉しく思い、伝えきれていないことが悔しくて涙が出た。

それから教職の道へは進まなかったが、伝えることの難しさ、重要さは十分認識している。
自分から発信することだけではない。
相手がきちんと理解して、初めて伝わったことになる。自己満足で終わらせたくはない。

会社員として少し早く社会人デビューした友人も言っていた。
なかなか、お客さんにサービスや商品の良さを伝えるのは難しいものであると。
だけども中には、一生懸命に熱心に聞いてくれる人もいるけれども、雑談が多い方が、お客さんも逆に聞いてくることが多い。

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