料理の合間に

一生に何度かは、またある人は何度も人を家に招いて本格的に食事でもてなすことがあるかもしれない。
私も人を食事によぶことは好きだが、どちらかというとそこまで出す品を考えない部類で、おおざっぱにサラダとメインとなる量大目の品をどんとみなの前におくだけで何の工夫もしたことがなかった。

しかしある見かけも生き方もクールな友達に招かれた時、今まで知らなかった料理の出し方のアイデアを知ることができたのでここでちょっと紹介したい。

彼はまずサラダと、彼がオリ-ブオイルで作ったドレッシングを美しいグラスの容器に入れてもってきた。
そしてその後は私もいつもそうするようにメインのメニュ-を、ステ-キを皿に盛ってテ-ブルにやさしくおいて、「もう一つ魚の料理も後で出てくるから」と格好よく静かに述べた。

しかし焼きすぎず柔らかいその肉をたいらげても、彼はすぐにもう一つのメイン、魚料理をもってくることはしなかった。
その後レモンのシャ-ベットをシャンパングラスに入れて客の前に丁寧においてきたのである。

客達がおいしいおいしいといって冷たいそのシャ-ベットを食べていると、「もう一つのメイン、魚料理が楽しめる為にこういったシャ-ベットをだしたんだ、これは肉の強い味を消す効果があるんだよ」と彼は笑顔で述べた。
その瞬間みな、なるほど、確かに先ほど食べた肉の味が舌から消えている!と思った。

確かに先に味が濃い肉を食べてしまうと次のものがもっと濃い以外には舌が鈍感になってしまうであろう。
こうしたちょっとした気遣いは、もてなす人全てを本当に喜ばせるものになった。

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