白川郷

日本が誇る世界遺産のひとつ、白川郷。
岐阜県にある小さな集落です。

この地域は交通の便が悪かったのが幸いしたのでしょうか、今でも昔ながらの生活が営まれ、集落全体の景観は昔のままを保っています。

その特徴は、「合掌造り」といわれる民家が数多く残っているところです。
合掌造りは3~4階ほどの高さがある大きさで、大きな茅葺屋根がかかります。

屋根は30~40年ごとの吹き替えが必要なので、住民たちは協力し合って、毎年どこかの家の屋根を葺き替え、家を守っています。
風向きが考慮されているため、家々はほぼ同じ向きに建っていることも、景観上、美しく感じます。

また、大きな屋根裏は、養蚕や食料の保存場所となっているのです。
ドイツの有名な建築家ブルーノ・タウトは白川郷を訪れた際、「合理的かつ論理的」と絶賛したそうです。
建築は芸術作品にも成り得るものですから、徹底した機能性と芸術性を追及することは可能です。

現代建築においては、多額の資金が必要ではありますが、逆に、一般的な住まいでは、低コストでハイスペックな物件を売り出しています。
持家かマンションかは、人それぞれですが、居心地の良い空間を演出するセンスが必要なのかもしれません。

建築物は老朽化します。
同時に価値も下がります。
その前提を覆すものだけが、価値あるものとして世界遺産に登録されるのかもしれないですね。

«
»